2つの合法的な戦争

合法的な武力行使は国際法によって認められている。

この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持または回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない。「国際連合憲章51条より」

よく読んでもわからない人は以下参照。

国連の潘事務総長「武力行使は、国連憲章51条に定められている自衛権の行使か、安保理が承認した場合のみ合法」とし、「これは国連の揺るぎない原則」と主張している

上記にも述べてある通り、合法の武力行使は2パターンのみ、それを頭に叩き込む。

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◎簡易的まとめ2つの合法的な戦争(現在の国際法)

1.自衛権の行使
-個別的自衛権
-集団的自衛権
(*1論争中:先制的自衛権)

2.国連安保理の承認
*2事例は参考参照

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参考
*1
国際法と先制的自衛権
http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/refer/200404_639/063902.pdf

先制的自衛権
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%88%E5%88%B6%E7%9A%84%E8%87%AA%E8%A1%9B%E6%A8%A9
*2
国連憲章第7章下における武力行使授権の問題点-学説の検証を中心として
http://ci.nii.ac.jp/els/110007522553.pdf?id=ART0009352996&type=pdf&lang=en&host=cinii&order_no=&ppv_type=&lang_sw=&no=1492095257&cp=

ぼやき

・今回のトランプのシリア攻撃(トマホーク弾)は、原則ならば非合法。シリアでの爆撃理由は、「アサド軍が化学平気を使った可能性がある」という調査結果なしの爆撃。
本来なら、OPCW(化学兵器禁止機関)の調査結果を待ってから爆撃が正しいが、そんなことはどうでも良いようだ。

・2013年オバマがイラン突入をドタキャンして、負け犬扱いされていたのを知っているトランプは早々と攻撃を仕掛けたのだろう。また、中国に対して「北朝鮮の牽制をしっかりやれよ」、という意でシリア爆撃をしたということは推測できる。
https://this.kiji.is/225069423066940924 「米大統領、デザート中に攻撃説明」共同通信

・これまでトランプに対して否定的だったメディアや政治党、そしてロシア、イラン以外の国はこの攻撃に好意的。OPCWの調査結果次第では、トランプの支持は一気に急降下するのだろうが、今の段階では、好意的という見方が多数派。

・原則と実態の乖離が激しいのがこの国際政治の分野。
「やった/やらない」の主張、意見ではなく、行動、事実を忠実に追っていくことが大切だ。感情的に騒ぎたてず、冷静に世を分析し、金の動き方を見極めるのがプロ。

大富豪でいう「大革命」が戦争や軍事介入問題。
がらっと世の金の流れが変わるのを感じて欲しい。
https://info.monex.co.jp/news/2017/20170413_01.html
有事の金?地政学リスクの上昇に備える マネックス証券

Popo

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